「知識をもって決断する」のが自由

 ヘーゲルは「自由と必然性の関係をはじめて正しく述べた」と評するエンゲルスは『反デューリング論』で、自由とは自然界の法則を離れようと空想することではなく、法則を認識し、その法則に従って計画的に行動することだと言っています。自由とは「知識をもって決定をおこなう能力」なのです。
 そんな法則も知らず、気ままに振る舞う人は、自由なように見えますが、実際は外界の物に心を奪われて、支配されている、不自由な人だとエンゲルスは言います。
 どんな行いが、どんな運命を生み出すかという必然的な道理を知ってこそ、自由に行動できるのです。

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