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【第1章③】自由とは「自らに由ること」

 先に「自由」とは、「限られた選択肢の中から、自分でよく考えて決断すること」だといいました。

 私たちには、自分の「権力」や能力に応じた「選択肢」しか許されていませんが、選択肢が多い少ないより、もっと大事なことがあります。
「自分でよく考えて決断すること」です。

 どんなに選択肢が多くても、よい選択ができなければ意味がありません。お金があれば、有名ブランドの洋服を好きなように買えますが、選ぶセンスが悪ければ無駄遣いに終わるでしょう。裕福だからと高級レストランで食べたいように食べていたら、病気になって食事制限が必要となり、普通の人の何倍も不自由になってしまうかもしれません。

 資産十億ドル以上のビリオネア(億万長者)は、世界に千人ほどしかいませんが、彼らは満足しているのでしょうか。百万ドル持つミリオネア(百万長者)クラスの富豪は、豪邸や自家用ジェットなどを購入して、金持ちの「仲間入り」をしようとします。しかしビリオネアとなると、ミリオネアですら買えない物を手に入れて、自分はそこらの金持ち連中とは「違う」ことを見せつけないと、満足できません。そんな彼らが好むのは、世界に一つしかない最高級の芸術品や、数個しかない「限定品」です。なぜ一枚の絵に巨額の金をつぎ込むのか、庶民には理解しがたいですが、大富豪の中の大富豪でないと買えないような、極上の一品でないと、桁外れに高いプライドは保てないのです。
 世界がどれだけ不況になっても、そういう状況だからこそ儲かる企業が必ずありますので、巨万の富を築く人は必ず現れます。そういう人はほぼ例外なく、破格のぜいたく品を買いますから、超大金持ち相手の商売は不況知らずです。それはそれで、億単位のお金が動いて経済全体には良いのかもしれませんが、他の人が買えない物を買わないと満足できないとは、なんと不自由なことではないでしょうか。

 着たい服を着て食べたいものが食べられることは、たしかに魅力的なことですが、そういう生活ができる「力」を手に入れる前に、まず身につけなければならないのは、お金や財産、体力や時間を「何に使うべきか」を知る力ではないでしょうか。
「選択肢」を増やすより、「選択眼」を得ることが「自由」への道です。

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コメント

欲しいものを手にしたい、しかし、それが本当に必要なものか考えることは必要ですね。例えば、パソコンを買ったとしても、インターネットやワードパッドといった様々な機能があり便利ですがそれを自分にとって必要な情報を探せなければ意味がないし、自分が知りたいことは何かというものがわかってないとだめです。使いこなせれば、会社のプレゼンにも役立つ機能もあります。情報にのまれてしまわず、必要な情報を頭にインプットできる能力というのも必要になります。

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