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死んでも命のあるように

 ロシアのメディアオーナー、ドミトリー・イスコフ氏(31)は、不老不死のための投資をスタートしたそうです。

 人工の頭脳や身体で、次のようなプランで、不老不死を実現しようとしています。

2025年:ロボットに人間の脳を転送
2035年:アバターによる脳を作成、人格を注入
2045年:人類から「死」がなくなる

 昔から、人間には五つの願いがあると言われています。

(1)何時も三月花のころ
(2)お前十八、ワシャ二十才
(3)死なぬ子三人みな孝行
(4)使ってへらぬ金百万円
(5)死んでも生命のあるように

 家族が元気で、お金が十分にあっても、自分が死ぬとなったら、全てから引き離されてしまいます。

 人間、最後の願いは「死ななくなること」なのかも知れません。

生の準備とは

 松下幸之助には沢山の著書がありますが、『道をひらく』は400万部を超えるロングセラーです。そこに、こんな一節があります。

「死を恐れるのは人間の本能である。だが、死を恐れるよりも、死の準備のない事を恐れた方がいい。人はいつも死に直面している。それだけに生は尊い。そしてそれだけに、与えられている生命を最大に生かさなければならないのである。それを考えるのがすなわち死の準備である。そしてそれが生の準備となるのである」

 死は恐ろしくて、誰も考えたくないことですが、そんな恐ろしい「死」に、何の準備もせずに飛び込んで行くことの方が、もっと恐ろしいのかも知れません。
 本当に明るい生を送りたければ、死の問題を避けることはできないのではないでしょうか。

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