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『哲学入門』哲学は「疑い」から始まる

哲学入門 (新潮文庫)
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ヤスパース
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 ヤスパースが、人間が哲学を始める動機の二番目にあげているのは、「疑い」です。

我思う、ゆえに我在り、というデカルトの有名な命題は、彼にとって、他のいっさいのものが疑われる場合でも、なお疑うことのできない確実な命題であったのであります。と申しますのは、おそらく私に見破れないような私の認識の完全な誤りでさえも、私の思惟が誤りに陥る場合でもなお私は存在するという事実について、私を欺瞞することはできないからであります。  懐疑は方法的懐疑として、あらゆる認識の批判的吟味の源泉となるのであります。すなわち徹底的な懐疑がなければ、真の哲学することもありえないのです。 (上掲訳書24頁)



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