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偶然は無知の代名詞

たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する

 23人のグループで自己紹介をしたとき、誰かと誰かの誕生日が一致していたら「偶然の一致だ!」と驚くのではないでしょうか。しかし計算すると、そのような一致が起きる確率は50パーセント以上あります。なぜ二人の誕生日が一致したのか、原因がわからないために、「偶然だ」といっているだけで、本当は、起きるべくして起きたことなのです。
「偶然の一致」に驚くのは、その背景にある原因がわからないからでしょう。
誕生日問題とは、あるグループにおいて二人の誕生日が一致する確率が五〇パーセント以上であるには、そのグループに何人いなければならないか(ただし、すべての誕生日は蓋然性が等しいと仮定する)というもの。ほとんどの人が一年の日数の半分、つまり一八三がその答えであると考える。しかしそれは別の問題──あるパーティーで、出席者の一人の誕生日が「あなたの」誕生日と一致する確率が五〇パーセント以上であるには何人が必要か──に対する正解だ。
 一方で、もし「どの」二人の誕生日が一致するかについての制約がなければ、誕生日が一致するかもしれない二人の可能な組み合わせ数は増え、そのことが答えを劇的に変えてしまう。事実、正解は驚くほど少なく、わずか二三人である。(上掲書99ページ)

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