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平均以上効果

目からウロコの幸福学
ダニエル・ネトル
オープンナレッジ
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 人間は自惚れ強いもので、社会心理学の研究によると、ほとんどの人が、「災いは他人に、幸せは自分に来る」という幻想(ポジティブ・イリュージョン)を抱いています。自分が事故や災害に遭ったり、重病にかかるようなことは、まずないと信ずる一方、幸福は人一倍やってくると期待しているのです。  また、なにかにつけ自分は「普通の人より上」と自惚れる傾向があり、「平均以上効果」と呼ばれています。私たちは、「自分は平均より有能かつ正直で、心も広い」と、過大評価しがちなのです。その結果、成功は自分の技能のおかげ、失敗は運が悪かったからと考えるようになります。  試験や仕事がうまく行った時、多くの人は、それは自分の努力(因)の成果(善因善果)だと考えるでしょう。恵まれた環境(縁)のお陰と感謝することは、少ないのではないでしょうか。ところが結果が悪かった時は、他人や条件(縁)に責任をなすりつけがちです。幸福は自分の行為(因)が作ったもので、不幸は環境(縁)が引き起こしたと考えるのは、虫が良すぎるのではないでしょうか。
多くの人が、自分は人並み以上のドライバーで、他人より良心的で優しく、将来の目標をかならずや達成できるはずだと思っています。(上掲書66ページ)

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