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人生は苦なり

「居場所」のない男、「時間」がない女
水無田 気流
日本経済新聞出版社
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 釈迦は「人生は苦なり」と説かれましたが、現在の日本も変わりません。一般に男性は居場所がないために、女性は時間がないために、苦しんでいるようです。

  さて、女性は自宅近辺でのんびり生活しているのだろうか? 実は日本の既婚女性は家事・育児も含めた総労働時間は男性よりも長く、睡眠時間は短い。(中略)では、男性は女性よりも自由で幸福なのだろうか? 幸福度で見ると男性は女性よりも低く、孤独死も自殺数も女性の倍である。最大の原因は、男性の孤立であろう。日本の男性は、仕事以外の人間関係が極度に乏しく、「世界で一番孤独」とされる。(『「居場所」のない男、「時間」がない女』5頁)

孤独は死を早める

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「孤独」は、健康を損ないます。OECDに「世界一孤独」といわれた日本の男性には、耳の痛い話かもしれません。

  • 孤立は、人間に対し極めてマイナスに作用する。まず人間は、孤立するほど自殺しやすい。あたりまえの指摘のように思われるかもしれないが、この事実が初めて学術的に検証されたのは、19世紀後半のことである。(中略)米ブリガムヤング大などの研究チームが、アメリカのオンライン科学誌『プロス・メディシン』に発表した「社会関係と死亡リスク」調査によると、家族や友人、隣人に恵まれた高齢者は、孤独な高齢者に比べ、生存確率が1.5倍も高いという。(中略)一方、孤立は、アルコール依存症や、たばこを1日15本吸うのと同じくらい健康に悪いという。 (『「居場所」のない男、「時間」がない女』69-70頁)

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